「ウケないと思ってたブコメほどよくウケる」は本当か?あるいは謎タグの説明

「ウケないと思ってたブコメほどスターがつく」
あるいは
「ウケると思ってたブコメほどスターがつかない」。
そんな話をたまに聞く。
言われてみれば、そんな「逆転現象」が存在するような気もする。
では、実際にはどうなのか、試してみた。


方法としては、以下の通り。
・まず、増田に対するブコメをする段階で、スター獲得数を予想する。
・最もスターが付きそうと思ったブコメには、aのタグ、これに準じてスターが付きそうなブコメにはiのタグを付け、以下、u、e、oと続ける。*1
・のちに、タグごとにスター獲得数を集計する。*2
約2ヶ月間の結果は、以下のとおり。

タグ タグを付けた数 総スター数 50スター以上 スター数中央値 スター数平均値
a 4 30 0 2.5 7.5
i 31 763 4 3 24.6
u 70 1317 4 5 18.8
e 70 710 2 2 10.1
o 13 47 0 1 3.6
全て 188 2867 10 2 15.3


i〜oタグを見ると、平均スター数は、事前の予想に沿った順番となっている。
これを見ると、スター獲得数はある程度予想できたと言ってよいのではないか。
少なくとも、逆転現象は観察されなかった。*3


スター数を予想する上では、「その増田のブクマがどれだけ伸びるか」を予測することのウェイトが大きい。
ブクマ数が伸びなければ、どんな内容のブコメでも大量のスターは付きにくい。
スター獲得数を正確に予測するためには、ブクマの伸びを正確に予測しなければならない。


そこで、「ブクマ数をきちんと予測できているか」についても調べた。
ブコメ時点でb1〜b5のタグを付け、のちに平均ブクマ数を集計するのだ。*4
(最もブクマが伸びそうなものにb1、逆のものにb5をつける)
結果は、以下の通り。

タグ タグを付けた数 平均ブクマ数
b1 6 72.9
b2 39 155.6
b3 44 72.0
b4 47 34.8
b5 14 9.5


こちらも、b2〜b4については、予想に沿う結果が出た。
元々は、
「スター獲得数の予想は困難である。その理由の1つは、ブクマの伸びが予想できないからだ。」
という話になるかと思っていたが、意外とそうでもなさそうだ。*5


では、なぜ逆転現象が存在すると感じてしまったのか。
可能性としては、「マーフィーの法則」的な認知バイアスが働いていることが考えられる。
平均してスターが24個程度つくiタグのブコメでも、スターの中央値は3である。
多くのブコメにはスターがつかないか、ついても1〜2個なのだ。
逆に、eタグをつけていても、スターが50以上つくこともある。
こうした事例が記憶に残りやすく、「逆転現象が存在する」と錯覚しがちなのかもしれない。


ということで、
短期間での1ユーザーの調査ではあるが、顕著な形での逆転現象は見られない、という結果になった。


おわり

*1:A、B、C…でも良かったのだけれど、もしかしたら誰かに意図を見ぬかれてしまうのでは…?という心配からこういうタグにした。 よく考えたら、あまり意味がなかった上に、不気味に思われてしまった (ブコメに意味不明なタグが付いてるのが怖い 認知しているブクマカ)。 変なタグをつけられて不気味に感じた人には申し訳ない。

*2:カラースターは一律10個カウントとした。

*3:aタグについては、逆転現象を示しているとも解釈できるが、サンプル数が少なすぎた可能性もある。 全体の平均値が15.3なのに対し、中央値は2である。 多くのブコメのスター数は0〜2と少なく、大量のスターを獲得した少数のブコメがスター数平均を上げているのだ。

*4:既にたくさんブクマがついている時点でブコメする場合は、予測とはいえないが、多くのブコメは初期にしたものである。

*5:本当は、スター数の予測を大きく外してしまったものについて、ブクマ数を予測できていたかを調べるべきなのだろうが、そこまではしない(できない)。