オススメされていたマンガを読んだ/ベアゲルター・猫瞽女・模型の町・時の闇の彼方に

この増田オススメされていたマンガをいくつか読みました。

以下ネタバレありです。

anond.hatelabo.jp

 

ベアゲルター/沙村広明

既刊6巻。

チャイナドレスのヌンチャク銃(?)使いと片目の武器化義手使いの復讐者が戦ったり。

作者いわく「'10年代中二テイスト任侠活劇」。

女性キャラばかり強い「デストロ246」みたいな感じかとも思ったけど、強いおっさんもでてきた。

武器も武術もケレン味が強い。

「そうはならんだろ」ってところも多いけど、そういうのを気にすべき作品じゃないんだと思う。

BLEACHがOSR値を競うバトルなら、こっちはKRM(ケレン味)値を競うバトルともいえる。

 

瞽女-ネコゴゼ-/宇河弘樹

全4巻。

猫耳ソ連支配下の日本、盲目の達人、異能などなど。

色んな要素が詰め込まれてるけど、渋滞しすぎずちゃんと成り立っている。

戦いながらお互いたくさん喋るタイプ。

「ゾシマ長老」は「カラマーゾフの兄弟」オマージュなのかな。

「善智なる盗賊(ラズボイニカ)」のネーミングはそのままの元ネタがあるみたい。

各勢力のキャラをもっと増やしてもらって、もう少し長く読みたかったところだけど、それはそれでダレるのかもしれない。

 

時の闇の彼方に/八木ナガハル

短編集にも見えるが、おそらく世界観を共にするシリーズもの。

多分、昔の作品集から順に読んでいった方が良いやつ。

世界の秘密を握り、暗躍する秘密結社があり、それに探りを入れるキャラがいて、世界の秘密には思考実験的要素をはらんでいて、ととても好み。

でも、いくら〇〇〇〇を持ったと言っても、どうやって喋って浮いてるのかよく分からない。

過去のハサミのエピソード読んだら分かるのかな。

 

 

模型の町/panpanya

短編集。

降り立った見ず知らずの土地で、人に聞かずにどこかを当てる「ここはどこでしょうの旅」シリーズ、自分が住む町の模型にまつわる「模型の町」など、地図・土地に関する話が多い。

SFど真ん中の出来事が起きるわけでもないのだけど、

垣間見えるものづくりへのリスペクトやトリビアの差し込み方が、とてもよい。

説明なしに異形頭のキャラがいるのもよい。

 

 

おわり